ブログ名やデザインを変更したのに、あるブラウザの検索結果では古いファビコン、キャッチフレーズがサイト名として表示されています。
ブログ名等を変更した理由は、WordPressで初めて立ち上げたブログが失敗し、新しいサイトを作成した結果、同じテーマのサイトが二つ存在する事態になりました。その後、ブログは閉鎖することにしました。
同じようなことで悩んでいる方の参考になればと思い、この経験を記録として残します。
ドメイン名に関連するブログ名が思いつかなかった
初めて開設したブログのドメインを再利用して、新しいブログを始めることにしました。しかし、ブログ名を決めるのに思った以上に苦労しました。
新しいジャンルは仕事関連にしたのですが、そのドメイン名が仕事関連とは全く関係ありません。「アラフィフの仕事ブログ」にしようと考えても、どうもしっくりきませんでした。ほかにもいくつかタイトルを試してみたものの、どれも納得のいくものが見つかりませんでした。
ドメイン名を完全に無視して、自由にブログ名を付ける方法も考えましたが、それだと名前と内容に違和感を感じてしまい、結局どちらも中途半端になりそうな気がしていました。
こうして、すっきりとした解決策が見つからないまま、悩みが続いていました。
ネット検索上での問題が残っている
インターネット検索で、過去に設定したキャッチフレーズやファビコンが残っているブラウザがあります。これらの設定はすでに対応済みですが、反映されていない状態のままで、結局は解決策が見つかりませんでした。
検索結果が変更した内容ではない問題
私が使用しているブラウザは以下の5つですが、ブラウザは他にもあります。
- Google Chrome
- Safari
- Microsoft Edge
- Mozilla Firefox
- Silk(Fireタブレット用のブラウザで、Chromeブラウザ拡張機能をサポート)
Microsoft Edgeでの問題が厄介です。
参考にブラウザのシェア率です。
- Google Chrome:56.46%
- Safari:23.54%
- Microsoft Edge:12.95%
- Mozilla Firefox:3.78%
- Samsung Internet:0.94%
- Opera:0.56%
対象;日本、すべてのプラットフォーム、2024年8月時点の過去12か月
ファビコン
ファビコンは通常、WordPressでPNGやJPEG形式で設定しますが、EdgeではICO形式でないと正しく表示されません。
WordPressの標準機能ではICOファイルのアップロードができないため、追加の手間がかかりますが、対応しても全く変わりませんでした。
Edgeで表示されるファビコンは、ブログ開設時に設定したICO形式のものです。
ブログタイトル
検索結果で表示されるべきはタイトルのはずですが、以前のキャッチフレーズが残っています。それは、仕事ブログとの関係のないキャッチフレーズです。
Googleが推奨する「WebSite 構造化データ」をサイトのトップページに記述することで、検索結果に表示されるサイト名を適切に設定することができます。また、プラグインを使用して構造化データを設定することも可能です。
ただし、これらの設定を行っても、検索結果に反映されるまでには時間がかかります。具体的にいつ反映されるかは、自分では操作できないため、待つしかありません。そもそも反映されるという保証もありません。
参考・構造化データとは
Google検索結果にサイト名を正確に表示するには構造化データが必要です。これはGoogleにサイトの正式名称を伝える方法ですが、正しく設定しても反映されない場合があります。私のサイトもその例で、開設から間もないため、ファビコン以外は設定した内容が表示されていません。
Microsoft Edgeでは、地球儀のアイコンのままです。
参考までに、以下の画像を示します。このブログではファビコン、サイト名、キャッチフレーズが次のように表示されています。
- ファビコン(Favicon):ラブラウザタブやブックマークで表示される小さなアイコン(画像左の丸い絵)
- サイト名:ウェブサイトの名前
- キャッチフレーズ:サイトの説明やテーマを短いフレーズで表現したもの
Google検索結果に正確なサイト名を表示させるための構造化データの設定例です。以下は、サイト名を指定するためのJSON-LD形式のコードです。このコードをHTMLの<head>に追加します。
<script type="application/ld+json">
{
"@context": "https://schema.org",
"@type": "WebSite",
"name": "あなたのサイト名",
"url": "https://あなたのサイトURL"
}
</script>
構造化データの設定は、HTMLで直接記述する以外に、WordPressのプラグインを使って簡単に行うこともできます。
まとめ
私は初めて開設したサイトを閉鎖することにした理由のひとつは、サイト名、キャッチフレーズ、ファビコンがMicrosoft Edgeでは変更しても反映されないままだったことです。
この問題に半年以上費やしましたが、最終的には無駄だと感じ、サイトを閉鎖することにしました。
構造化データの設定の反映は個人では難しく、もし私のように変更しても反映されない場合は、あきらめるのも一つの選択肢だと思います。