ネガティブなことを書いた方が読まれる。そう思っていたし、実際にそうだった時期もある。ブログのアクセス数を気にして、あえてネガティブなタイトルをつけたり、愚痴っぽく書いたりすることもあった。
でも、それを続けるうちに、なんとも言えない体調不良が続くようになった。はっきりとした理由は思い当たらない。でも、ふと気づいた。もしかして、言葉のせいかもしれない、と。
他人のネガティブブログも、アクセスが多いからと研究のために時々読んでみたことがある。でもその内容は、ほぼ毎回、悪口や愚痴ばかり。読んだあと、自分の気分まで沈んでいるのに気づいた。そして思った。「この人、大丈夫だろうか?」と。まぁ自分を見ているようでもあったが。
それと同時に、こうも思った。私が“ネガティブがウケる”と信じているから、そればかり目に入っていたんじゃないか?
過去に書いたネガティブ記事は、気づき次第削除しようと思っています。
ネガティブな話を選ぶクセ
ずいぶん前から、なんとなく気づいていた。
自分が、ついネガティブなことばかり口にしてしまうということに。
今の派遣先では、定期的に部内ミーティングがあり、一人ずつ何かを話す時間がある。話す内容は、仕事の進捗だけでなく、最近の出来事や感じたことなど、わりと自由だ。
ある日、ふと気づいた。
仕事以外の話になると、私は毎回、どこかしらネガティブな話題を選んでいた。
たとえば、
- 最近体調がよくなくて・・・
- 大した事せず休日が終わった
そんな、日常の中のちょっとしたマイナス面を切り取って話していた。なぜだろう。
以前から、うすうす感じていたことがある。「ネガティブな話のほうが、ウケがいい」という感覚だ。
- うまくいってます!
- 最近運がいいんです
そんなふうに言ったら、場の空気を壊しそうで。嫉妬されたり、「調子に乗ってる」と思われたりするのが怖かったのかもしれない。
友だち関係でも感じていた違和感
思えば、友人関係でも同じようなことがあったかもしれない。
私はそもそも、継続的な友人関係を築くのがあまり得意ではない。以前、趣味を通じて知り合った女性がいた。最初は気が合うと思っていたけれど、最後はなんとも後味の悪い別れ方をして、もう二度と会うことはない。
それはそれで仕方ないとして。
思い返してみると、彼女との会話にも、ずっと違和感があった。私がうまくいっていない話や、落ち込んでいる話をすると、明らかに喜んでいるように見えたのだ。
その反応が、どうしても引っかかった。
最初は「共感してくれてるのかな?」と思っていたけれど、回数を重ねるごとに、それは単なる“安心材料”にされていただけなんじゃないか?と思うようになった。
彼女の前では、前向きな話は避けるようになっていたし、だんだん会いたいと思わなくなっていた。
最後に
このブログはもともと、メインブログに載せていたものを移動した。理由のひとつは、かつて友人だと思っていた人にチェックされるのが嫌だったから。
その人は、基本的に「人の弱みを見つけて楽しむ」タイプだった。そういう目線で読まれていると思うと、なんだか気持ち悪くなった。
じゃあ、これから私はどうしていきたいのか?
まずは、交友関係をきちんと見極めたい。親しくなる前に、その人の言葉の傾向や空気を感じ取る力をつけたい。
でも、それ以上に大切なのは、自分自身の言葉をどうにかすべき。ネガティブな発言や思考グセを手放すこと。「幸せアピールはウケない」と思っていたけれど、それはたぶん、自分が“そういう世界”に身を置いていたからなのかもしれない。
これからは、ネガティブな空気に流されないようにしたい。そして、ポジティブな言葉を大切にできる人たちと、静かにつながっていけたらと思う。