
突然決まった東北への1泊2日の車旅。宿を予約した翌日に天気予報を見ると、まさかの雨マーク。
思い返せば、最後に福島へ行ったのは5年前。あのときはバイク旅で、出発の朝に窓を開けると雨だった。小雨ではない。かなり降っていた。それでも強行して走り出したのを覚えている。
雨の中のバイク走行なんて嫌だ、と思っていたが、時が経つと不思議なもので、あれは楽しい記憶として残っている。困難だったほど、あとから振り返ると面白い思い出になるのだろう。
そして今回もまた、雨に迎えられる旅となった。とはいえ、今回は車なので少しは気楽だった。
ばん洗車したばかり・・・
東北自動車道
前日は22時に就寝し、3時間半で起きた。当然ながら眠い。外へ出ると予想どおりの雨、それも強めの雨だった。
首都高から東北自動車道へ。
大谷PA
最初の休憩は栃木県の大谷PA。トイレだけ利用したが、軽食やショッピングコーナーは朝7時からで、まだ営業していなかった。


目を引いたのが「骨付きどり」のポスター。骨付きどりといえば香川県の名物のはず。ここは栃木県なのに、なぜ大谷PAに?と不思議に思った。
栃木県宇都宮市駒生町3021-5
安達太良SA
次に立ち寄ったのは安達太良SA。読み方は「あだたら」。読めそうで読めない名前だ。ここで朝食にしようか少し迷ったが、まだ時間が早すぎるのでやめておいた。


外の自販機コーナーにはウルトラマンティガの像があり、そういえば何年も前にここで写真を撮った記憶がある。

バイク専用の駐車スペースには数名の男性たちが集まっていた。見た目からすると、定年前後くらいの年齢層だろうか。雨なのに、宿を予約したから行くしかないな、という流れだったのだろうかと勝手に想像する。なんだか楽しそうに見えた。



金峯山寺(奈良)で手に入れた「くまぶしくん」を手前に置き、バイクを出発させるおじさんたちを撮影してみた。
福島県本宮市本宮平井228
上杉神社|戦国武将・上杉謙信にあやかる開運スポット

山形県米沢市にある上杉神社に到着したのは、まだ朝7時前。駐車場には数台の車が停まっているだけで、神社ですれ違ったのも地元の人と思われる数名だけだった。
米沢城の本丸跡に建てられた上杉神社は、戦国時代に最強の武将と称された上杉謙信を祭る神社です。上杉謙信にあやかって、開運や諸願成就、学業や商売の成功を願う人も多く、米沢のパワースポットとして知られています。
立派な蓮

上杉神社の西側、カフェの近くには大きな蓮がたくさん植えられていた。

花の季節はすでに終わっていたけれど、立派な葉が広がる様子は十分に見応えがあった。
参道

上杉神社の参道にある舞鶴橋には、「毘」と「龍」の文字が書かれた軍旗が風にはためいていました。

「毘」は上杉謙信が信仰していた毘沙門天に由来し、「龍」は不動明王を表しています。かつて戦のときには、全軍突撃の合図として掲げられたそうです。信仰心の厚かった謙信は、この二つの神を味方につけて戦ったと伝えられています。
境内

本殿


上杉神社の境内には小さな稲荷神社(福徳稲荷神社)もありました。


かねたん


山形県米沢市丸の内1-4-13
朝食~福島へ移動
神社を参拝した後は朝食に。けれど上杉神社の周辺にはあまり飲食店がなく、結局どこにでもあるガストで朝食をとることにした。
ガスト

店内には男性の高齢者が数名だけで、街中で見かけたのもやはり男性の高齢者ばかり。


女性はあまり見かけず。皆さんはどこにいるのだろう?と考えてしまった。
朝食を終えて、会津若松へ向かった。
道の駅 田沢 なごみの郷

当初は米沢周辺を観光する予定でしたが、あいにくの雨で予定を変更。


途中、「道の駅 田沢 なごみの郷」に立ち寄り、揚げまんじゅうを購入。見た目は美味しそう。食べてみると正直ふつうの。揚げたてだったら、きっともっと美味しかっただろうな。


5年前に逆方向をバイクで走った道。懐かしい。
鶴ヶ城|会津若松

会津若松市のシンボルで、2011年に屋根が赤瓦に葺き替えられ、幕末当時の姿が再現されています。
駐車場


駐車場は、2時間300円。安い。

赤べこ、かわいい。
天守閣

天守閣は博物館として会津の歴史資料を展示。

茶室麟閣と鶴ヶ城天守閣の入場券セット520円を購入。



天守閣5層から眺める会津若松の街並みは見応えがあり。
茶室麟閣

鶴ヶ城内にある茶室で、会津城主・蒲生氏郷が千利休の子・少庵をかくまう際に建てたと伝えられている。


茶室を眺めながらお茶を楽しむことができる。
千利休は、戦国時代から安土桃山時代にかけて活躍した茶人で、「わび茶」を大成し、茶道の基礎を築いた人物です。現在の大阪・堺で、商人・田中与兵衛の長男として生まれた。

堺には「さかい利晶の杜」があり、利休に関する資料が展示されている。堺に和菓子屋が多いのも、茶の湯文化や利休の影響とつながりがあるのかも。
会津若松で喜多方ラーメン

鶴ヶ城を出たのはちょうどお昼過ぎ。


近くでご飯を食べないと遅くなりそうだったので、Googleマップで検索して見つけたラーメン店へ。気軽に入れるだろうと思ったら大間違いで、すでに行列ができており、結局40分待ち。
ばんうまかった

黄金醤油

貝出汁白醤油
磐梯山ゴールドライン

ラーメンを食べ終えて、宿へ向かう途中に磐梯山ゴールドラインを走った。

以前にも通ったことのある道だったが、こんな景色だったかな?と少し不思議な気分に。

しばらく走ると、見覚えのある展望台に到着。前回は霧で何も見えなかった場所だったが、この日は視界が開けていて、猪苗代湖をはっきりと眺めることができた。

前回と同じ場所の写真。


やはりバイクは楽しそうに見える。

この場所は、霧でなくても何も見えない。

この先にも駐車スペースがあり、滝がある案内があった。

クマがでるらしい。怖いのでやめた。
続く
