リチウムイオン電池のモバイルバッテリーは危険!?古いものは処分した

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モバイルバッテリーや小型扇風機が発火したというニュースをちらほら見かける。調べてみると、その原因はほとんどの場合「リチウムイオン電池」にあるらしい。

リチウムイオン電池は軽くて充電も早く、スマホやノートパソコン、モバイルバッテリー、電動工具など、あらゆる身近な電子機器に使われている。しかしその便利さの裏で、内部に異常が起きると発熱や発火の危険がある。特に古くなった電池や過充電・過放電を繰り返した電池はリスクが高まるという。

考えてみると、自分の持っているモバイルバッテリーのほとんどは、かなり前に購入したものばかり。購入したらずっと安全に使えるわけではなく、電池には寿命や廃棄時期がある。ニュースを見て怖くなった私は、思い切って古いモバイルバッテリーをすべて処分することにした。

日常に溶け込んだ便利な道具が、実は小さな火種を抱えていることを改めて感じる出来事だった。

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発火のメカニズム

発火のメカニズムは主に内部短絡によるものらしい。ほとんどの場合、正極と負極がショート(短絡)することが発熱や発火の直接の引き金になるそうだ。

よく見かける実験では、車内に置いたモバイルバッテリーが発火する動画もある。直射日光で高温になった密閉空間や、衝撃が加わった状態での危険性をわかりやすく示しているらしい。

ということは、古いスマホもリスクがあるのだろうか。リチウムイオン電池は年数が経つと劣化し、内部抵抗が増えて熱を持ちやすくなると聞く。膨らんでいる電池やケースで圧迫されている状態では、電源が切れていても強い衝撃で発火する可能性があるそうだ。

つまり、普段使っているスマホでも、落下や衝撃で突然火が出ることがあるのかもしれない。

古いモバイルバッテリーの処分

古いモバイルバッテリーを見て、これはすぐに処分しなければと思った。

リサイクルセンター

調べてみると、リサイクルセンターに持ち込めるらしい。とりあえず行ってみたところ、2025年4月から処分方法が変わっていた。住んでいる地域によって違うと思うが、私の居住地では、毎週1回の資源ごみの日にモバイルバッテリーを出せるらしい。ワイヤレスイヤホンはガラスゴミの日だという。

ところが、受付のスタッフが不機嫌そうで、ゴミの捨て方一覧が載ったカラーの紙を手渡された。ぱっと見て、

ぐら

???

となった。スタッフが不機嫌だったせいか、こちらが悪いような気分になり、聞きたいことも聞けず、とりあえずセンターを後にした。

日本人なんですが

リサイクルセンターを出て、改めて一覧を見ると、さっきの「???」の理由がすぐにわかった。なんとその一覧は、中国語版だったのだ。漢字が似ていることもあり、瞬時には意味が理解できず、混乱してしまった。

スタッフは私が中国語圏の人だと勘違いしたのだろう。ちゃんと日本語で話しているのに。まぁ、こういうことはときどきある。以前も「台湾人ですか?」と直接聞かれたことがあるし、中国人らしき人から中国語で何か聞かれたこともある。

他にもお店で店員さんに片言っぽい日本語で話されたことが何度もある。しばらくして私が日本人だと気づき、「外国人だと思った」と言われたこともある。

見た目なのか何なのか、さっぱりわからない。

資源ごみの日

すべてアンカーのモバイルバッテリー。黒いのは同じモバイルバッテリー。違うモバイルバッテリーを購入したつもりが、届いたら同じだったのだ。

さっそく資源ごみの日の朝、処分方法に従い、ゴミ置き場にモバイルバッテリーを置いた。

  • できるだけ電力を使い切る
  • 端子部分やケーブルの差し込み口にテープを貼って絶縁する
  • 中身の見えるポリ袋に入れて出す

しかし翌日見てみると、回収されていなかった。

清掃センターに問い合わせたところ、モバイルバッテリーは指定の入れ物に入れる必要があることが判明した。次の資源ごみの日まで日にちがあるので、置きっぱなしにするのはちょっと怖い。そこでネットで調べ、リサイクル協力店へ持ち込むことにした。

ちなみに、変形したり膨らんでしまっているモバイルバッテリーは、資源ごみの日に出しても回収してもらえない。清掃センターに持ち込めば処分できるそうだ(私の住んでいる地域の場合)。

モバイルバッテリー購入

古いモバイルバッテリーを処分したので、新しいものを購入することにした。調べてみると、エレコムの「モバイルバッテリー ナトリウムイオン電池」という商品があった。リチウムイオン電池のような発火の危険性がないとされており、安全性は高そうだ。しかし、値段が少し高い。

欲しいところではあったが、今回はとりあえず別のものを購入することにした。

AC充電器65W・USB-C 2ポートtype-c タイプC

自宅で使用する充電器を格安で購入した。

ついでにC-Cタイプのケーブルも購入。最大480Mbpsの高速データ転送が可能長さはわかって買ったのだけど、長すぎた。

処分品で安かったので購入した。

USB-C一体型モバイルバッテリー

結局、アンカーのモバイルバッテリーを購入した。

最後に

購入するときは、安いものや怪しいものは買わないようにしようと思った。

では、「怪しいもの」とは何か?

今回掲載した写真とは別に、処分したモバイルバッテリーがあった。それは写真を撮っていないのだが、2年前に購入したは中華製の電熱ベストについていたものだ。安物の電熱ベストが発火したという話も、ちらほら聞いたことがある。

購入時は「バッテリー付きでお得!」と思ったのだが、届いてみると何となくやばそうな気がして、結局使っていなかった。多くの製品は中華製だが、無名の格安商品は特に怪しいこともある。付属のバッテリーは「充電はUSB」と商品説明に書かれていた。実際に見るとUSBではあるものの、バッテリー側の差し込み口は日本では見かけない形状だった。

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